法人設立には会社の所在地となる住所がなくてはなりません。賃貸でオフィスを借りると家賃や敷金、礼金などの負担は何十万円にもなり負担が大きくなってしまいます。
そこで便利なのがバーチャルオフィスです。バーチャルオフィスであれば物理的なオフィスがなくても、会社登記用の住所を貸出してくれます。事業社によっては料金も月額数千円と実際の事務所を持つよりもずっとコストを抑えることができます。
今回は会社の登記をバーチャルオフィスで検討している人向けの記事になっています。バーチャルオフィスを使って登記をする際のメリットや注意点、おすすめの会社について紹介しています。
目次
バーチャルオフィスで登記はできる?
結論から言うと、バーチャルオフィスを利用した登記は可能です。
法人登記は、法人設立の際に安全な事業であることを認めてもらうための手続きとして必ず行わなければなりません。商業登記法によると、開業時に本店所在地とする住所に関する制限はないため、自宅、知人宅でも法人登記の申請をすることができます。ですので、バーチャルオフィスを使っても、登記を無効にされることはなく、違法になることもありません。
バーチャルオフィスでも所在地として問題なく会社の法人登記への利用が可能なため、自宅住所を公開することなく法人登記することができます。
ただし、業種によっては法律で事務所の設置が義務付けられている業種があります。そういった業種ではバーチャルオフィスでは開業の許認可が下りないケースがあります。どんな業種は注意が必要かについても解説している最後まで読んでもらえたらうれしいです。
バーチャルオフィスで法人登記している人ってどんな人?
バーチャルオフィスには実際の作業スペースはありません。そのためパソコンと携帯でできる業種などには向いています。
バーチャルオフィスを利用している主な業種をまとめると以下です。
主な利用している業種
- ネットショップ運営
- メディア運営
- WEBマーケティング、ライター、イラストレーター
- 設計士、建築士
- コンサルタント、コーチング
- オンラインスクール
- 営業代行、代理業
- システムエンジニア、プログラマー
- 出張型ビジネス(ネイル、整体、その他美容関連など)
このようにオフィスがなくても自宅での作業やクライアント先に出向くタイプのビジネスにはバーチャルオフィスは最適です。在宅ワークが一般的なものとなり物理的なオフィスを持つメリットは弱くなってきています。
次はバーチャルオフィスで法人登記するメリットとデメリットの紹介です。
バーチャルオフィスで登記するメリットについて
バーチャルオフィスのメリットをまとめると次のようになります。
メリット
- 初期費用、ラーニングコストを抑えられる
- 自宅住所を使わずに会社登記ができる
- 利用開始までスムーズで早い
- 都心の一等地の住所を利用できる
初期費用、ラーニングコストを抑えられる
バーチャルオフィスの利用料は1万円以下がほとんどで、安いところだと1,000円以下の会社もあります。
実際に賃貸オフィスやレンタルオフィスを借りるよりも初期費用や維持費を大幅に抑えることができます。利用するのは住所のみなので通常のオフィスを借りる際にかかる家賃や保証金、光熱費もかからないのでランニングコストも抑えられます。
自宅住所を使わずに会社登記ができる
自宅住所を使わずに会社登記をすることができるメリットは意外と大きいです。
会社登記をすればだれでも会社所在地となる住所を調べることが可能となってしまいます。自宅住所を会社登記にしてしまうと公に自宅住所を公開してしまうことになり個人情報を公開してしまうことになります。
また、登記住所の変更手続きには数万円がかかってしまいますが、自宅を引越しする度にこのコストが発生してしまいます。しかも、自宅が賃貸マンションの場合、多くは会社住所として利用することができないのが一般的なので自宅を登記に利用することができません。
バーチャルオフィスを利用し、自宅住所と会社住所を分ければ、プライバシーを守るだけでなく引越しの度に登記変更の手間もありません。
利用開始までスムーズで早い
賃貸オフィスの場合、物件探しから入居までは最低でも1か月以上の時間が必要です。内装を変更する場合はもっと時間がかかります。また、家具や事務用品の準備にも多くの時間が必要となります。
一方バーチャルオフィスの場合、申込から2日~1週間程度で利用開始できます。レンタルオフィスを併設しているバーチャルオフィスの場合、デスクや椅子などの必要なものほとんど用意されていることが多く、持ち込む家具などがなく、スムーズに利用をスタートすることのができます。
都心の一等地の住所を利用できる
バーチャルオフィスは全国どこに住んでいても利用することができます。例えば北海道に住みながら会社住所を東京とすることも可能です。
東京の住所であれば「03」電話番号も取得が可能となるので、ビジネスへのプラス効果は大きくなります。
実際のオフィスを借りようと思たら賃料は数十万円、数百万円が必要ですがバーチャルオフィスなら月数千円までの超格安で利用することができるというメリットがあります。
バーチャルオフィス利用のデメリットについて
バーチャルオフィスのデメリットをまとめると以下になります。
デメリット
- 仕事をするスペースは別に確保する必要がある
- 住所は他の利用者と共有なので独占はできない
- ネットでよく調べればバーチャルオフィスとバレる
他の利用者がトラブルを起こし炎上したりするネットで住所をさらされたりします。バーチャルオフィスの住所は複数の利用者が共有して使うものなので、利用者に一人でも問題を起こす人がいると住所の価値が下がるというリスクがあります。
バーチャルオフィスを選ぶ際には問題を起こす利用者を排除する審査をきちんとしているかは非常に重要となります。利益優先で審査が甘いバーチャルオフィスもあり、そんなバーチャルオフィスは絶対に利用しないようにしましょう。
続いてはバーチャルオフィス選びを失敗しないための注意点について紹介していきます。
バーチャルオフィスで登記する際の注意点について
実際のオフィスよりもメリットの多いバーチャルオフィスですが、デメリットや注意点もあります。
スムーズに登記を進めるために知っておきたい注意点には次のようなものがあります。
- 事業社によってサービス内容は様々で登記不可のバーチャルオフィスもある。
- 業種によってはバーチャルオフィスを利用して登記できない事業もある。
- バーチャルオフィス内で同じ会社名では登記はできない。
- 銀行口座開設や融資を受けづらい金融機関もある。
順番に開設していきます。
バーチャルオフィスのサービス内容を確認
事業社やプランによっては登記不可のものもあるのでサービス内容をよく確認する必要があります。
バーチャルオフィスは大きく分けて3タイプのサービス内容に分かれています。
- ネットショップ向けの登記不可な格安プラン
- 起業、法人設立向けの登記OKなバーチャルオフィス
- 会議室やコワーキングも併設したレンタルオフィスとしても使えるバーチャルオフィス
ネットショップ向けの登記不可な格安プラン
まず、起業を目指している人に注意が必要なのがこのタイプのバーチャルオフィスです。「月額500円」「ワンコイン」などの低価格のプランを謳っているバーチャルオフィスの多くは「格安」を餌に利用者の呼込みをしていますが、このプランはネットショップなどを運営する個人向けサービスです。誤ってこのプランに申し込んでしまうと法人登記をオプションで追加すると月額料金が跳ね上がりかえって損になってしまうこともあるので注意が必要です。
起業、法人設立向けの登記OKなバーチャルオフィス
法人登記ができるかどうかは申込前に必ず確認しましょう。また、合わせて「郵便転送サービス」または「郵便受取」ができるかどうかを必ず確認して下さい。
バーチャルオフィスで法人登記するために「郵便物を定期的に転送してくれるサービス」や「専用の郵便受けで受け取れるサービス」のどちらかが必ずあるバーチャルオフィスを選んでください。法人登記はできるけど郵便転送はオプションなどの場合にはオプション込みのトータル料金と検討するようにしましょう。
ゆくゆく、銀行口座開設のときにこの「郵便転送」は銀行審査でも見られるポイントとなるので注意が必要です。
会議室やコワーキングも併設したレンタルオフィスとしても使えるバーチャルオフィス
業種によっては許認可の要件に「事務所の設置」が義務付けられている業種があります。こういった業種の方でも許認可を受けることができる可能性が一番高いのがこのタイプのバーチャルオフィスです。実際に実務スペースを提供しているためです。
事業によっては登記ができない事業がある
法人登記に関する法律、商業登記法には登記住所には制限はないのですが、業種によっては「事務所」の設置を義務付けられている業種があります。
そういった業種ではバーチャルオフィス自体の審査に落ちたり、開業届を提出しても受理されないといった可能性があります。注意をしなければいけない業種としては以下のような業種があります。
注意が必要な業種
- 税理士、弁護士、司法書士
- 探偵業
- 建設業
- 不動産業
- 人材派遣業
- 有料職業紹介業
- 中古品販売・リサイクル業
- 不用品回収業
- 金融商品取引業
- 風俗業
こういった業種に該当する可能性がある場合には事前にバーチャルオフィスに開業実績などを質問したり、管轄の行政機関や警察署・保健所などの窓口で事前に相談することをおすすめします。
同じ会社名がないか確認
同一住所に同じ商号(会社名)の登録をすることはできません。バーチャルオフィスの住所は利用者が共有して使用しているため、既に使用したい会社名の利用社があると登記することができません。
万が一同じ使用したい会社名が既にある場合には住所を変更さえすればよいので店舗を変えるか他のバーチャルオフィスへ再検討が必要となります。
銀行口座開設はできない?影響はある??
残念ながら金融機関によってはバーチャルオフィスという理由で口座開設NGとしている銀行があります。特に信用金庫や信用組合などの口座開設の難易度は高いです。
一番よく使われているメガバンクやネット銀行などでは口座開設の実績は豊富なので問題ないと判断する人が多いですが、どうしても信用金庫や信用組合で口座開設をしたい人はバーチャルオフィスは避けた方がよいでしょう。
バーチャルオフィスで口座開設の実績豊富な金融機関
銀行名 | HP | ネットバンク月額料 | 振込手数料 |
GMOあおぞらネット銀行 | 公式サイト | 無料 | ・同行内 52円 ・他行 通常:145円, とくとく会員:135円 |
住信SBIネット銀行 | 公式サイト | 無料 | ・同行内 無料 ・他行 145円 |
三菱UFJ銀行 | 公式サイト | 1,760円 | ・同行内 無料 ・他行 3万円未満:550円, 3万円以上:770円 |
三井住友銀行 | 公式サイト | 2,160円 | ・同行内 無料 ・他行 3万円未満:550円, 3万円以上:770円 |
みずほ銀行 | 公式サイト | 3,300円 | ・同行内 無料 ・他行 3万円未満:150円, 3万円以上:330円 |
ゆうちょ銀行 | 公式サイト | 無料 | ・同行内 月5回まで:無料、6回目以降:100円 ・他行 165円 |
楽天銀行 | 公式サイト | 無料 | ・同行内 52円 ・他行 3万円未満:150円, 3万円以上:229円 |
PayPay銀行 (ジャパンネット銀行) |
公式サイト | 無料 | ・同行内 55円 ・他行 160円 |
バーチャルオフィスでは口座開設NGといわれる可能性が高い金融機関
信用金庫は地域性の高い銀行となるのでバーチャルオフィスを利用して実際の拠点が他の場所となるような場合は相性が悪く審査NGとなる可能性が高い金融機関です。そのため一見ネット銀行と思われがちのイオン銀行やきらぼし銀行、東京スター銀行など地方銀行に属する金融機関も審査NGとされる可能性の高い銀行です。
銀行名 | 銀行タイプ |
城南信用金庫 | 信用金庫 |
興産信用金庫※1 | 信用金庫 |
朝日信用金庫 | 信用金庫 |
イオン銀行 | ネット銀行 |
きらぼし銀行 | 地方銀行 |
東京スター銀行 | 地方銀行 |
法人登記におすすめなバーチャルオフィスはここ
京都朱雀スタジオ:法人登記も電話利用できる500円バーチャルオフィス。条件適用で1年目実質無料キャンペーンも。
京都朱雀スタジオは京都へ企業誘致を進める和文化推進協会という非営利団体のため超格安でバーチャルオフィスを提供しています。
法人登記に関しても昨年9月に追加料金無料へ変更され、とにかくバーチャルオフィス設置にかかるコストを抑えたいという方は京都朱雀スタジオがおすすめです。
住所としては京都の朱雀しか選ぶことができませんが、ワンコインバーチャルオフィスには珍しい「電話番号も追加コストなしで利用可能」。
また、初年度の料金が実質無料になるキャンペーンもあり、条件に該当すれば、月額料金500円よりもっと安く利用することができるコスパ最強バーチャルオフィスです。
1年分実質無料にするための条件
★納税地移転割引
利用開始後、京都市へ納税地を移転すると、もれなく50%還元(3,000円)。
※割引適用は届出住所を「京都朱雀スタジオの住所」にしているかたに限る。
★バーチャルオフィスお引越し割引
他社バーチャルオフィス利用中の方が、京都朱雀スタジオに入会された場合に50%還元(3,000円)。
※契約期間は24カ月以上の方が対象で2年目の更新時に適用となります。
ポイント
- 法人登記も月額500円でOK
- 協会電話「075-313-3700」「050-5577-0633」の利用が可能。電話受電、転送サービス無料
- 郵便物の転送は1回あたり500円+実費(郵送代、配送代)が必要
- 初年度実施無料のキャンペーンあり(条件要確認)。とにかく料金を安くしたい人にはおすすめ
京都朱雀スタジオのプラン詳細
◎住所貸し、法人登記プラン
月額料金 | 550円 | 初期費用 | 6,600円 月額料12か月分 |
法人登記 | OK(追加料金なし) | 最低利用期間 | 12か月~ |
郵便転送 | 週一回(550円/回) | 電話・FAX | ・電話転送あり(無料) ・協会電話利用可能 |
住所 | ・京都府京都市下京区朱雀宝蔵町44番地 | ||
会議室 | なし | ||
その他 | 協会電話番号である075-313-3700、050-5577-0633を利用可能 |
バーチャルオフィス1:月880円で登記OK、郵便転送・会議室ありのコスパ最強バーチャルオフィス
バーチャルオフィス1は渋谷と広島の2店舗を運営している会社です。月額1,000円以下では珍しい「法人登記OK」「郵便転送(週1回)」「会議室あり」の3つのサービスをこの料金で受けることができるコスパの高いバーチャルオフィスです。
渋谷店舗は2022年7月1日道玄坂にオープンしたばかりなので室内はきれいな内装になっています。渋谷駅からも近い立地のオフィスを月額880円(年契約一括前払い料金)で提供しています。また、渋谷店の会議室は24時間利用が可能。
バーチャルオフィス1の特徴
- 現在のプランは2種類「基本プラン」「基本プラン+専用ポストプラン」
- 基本プランの料金は880円/月換算で「法人登記OK」「郵便転送(週1回)」「会議室あり」
バーチャルオフィス1のプラン詳細
◎法人登記・住所利用プラン
月額料金 | 3,960円(1ヶ月) 880円/月(1年分一括前払い) |
月額料金以外 | 5,500円 |
法人登記 | OK | 最低利用期間 | 1か月 |
郵便転送 | 週1回 | 電話・FAX | 電話:なし(プラン準備中) FAX:なし |
アドレス | ・東京都渋谷区道玄坂 <渋谷以外の店舗> └広島県広島市中区大手町 |
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会議室 | あり(24時間利用可能) | ||
その他 | ・GMOあおぞらネット銀行と連携 ・HP制作の相談も可能 ・月額費3か月分無料キャンペーン中(2023年1月31日まで) |
◎法人登記・住所利用+専用ポストプラン
基本のプランに店舗営業時間での郵便物を24時間受取可能な専用ポストの設置が追加プランです。
月額料金 | 3,520円(1年分一括前払い) | 月額料金以外 | 5,500円 |
法人登記 | OK | 最低利用期間 | 12か月 |
郵便転送 | 週1回 | 電話・FAX | 電話:なし(プラン準備中) FAX:なし |
アドレス | ・東京都渋谷区道玄坂 <渋谷以外の店舗> └広島県広島市中区大手町 |
||
会議室 | あり(24時間利用可能) | ||
その他 | ・GMOあおぞらネット銀行と連携 ・HP制作の相談も可能 ・月額費3か月分無料キャンペーン中(2023年1月31日まで) |
レゾナンス:郵便転送月1回990円の超格安バーチャルオフィス
レゾナンスは創業6年ながら都内4店舗、横浜1店舗を構え、1万社以上が使う大手です。住所のみを利用したい人には料金の安さこそ一番の重要ポイントとなるでしょう、そんな人におすすめな会社です。
また、「銀座」の他にも「浜松町」「新宿」「渋谷」「横浜」といったビジネス街に店舗があり、会員は特別料金で全店舗の会議室を利用可能なので都内を動き回ることが多い人にもおすすめです。
レゾナンスのサービス内容
- レゾナンスのプランは3種類。
- 郵便転送月1回(990円)、郵便転送週1・店舗受取OK(16,50円)
- 豊富なオプション(電話/FAX/ロッカーなど)
- 月額費用3か月分無料キャンペーン中(~2023年1月31日)
レゾナンスのプラン詳細
◎バーチャルオフィス週1回・月1回転送プラン
法人登記OKなバーチャルオフィスプランには郵便物の転送タイミングが週1回か月1回かの2種類が用意されています。その他オプションが豊富に用意されているので、オプションについては書ききれなかったので一覧で紹介。
月額料金(年契約) | 990円(転送月1回) 1,650円(転送週1回) |
月額料金以外 | 5,500円(入会金)、1,000円~(デポジット) |
法人登記 | OK | 最低利用期間 | 1年 |
郵便転送 | 月1回→990円/月 週1回→1,650円/月 |
電話・FAX | 詳細は下に記載 |
アドレス | ・東京都中央区銀座1丁目 <銀座以外の店舗> └浜松町/銀座/新宿/横浜 |
||
会議室 | 会員は全店舗の会議室を1,100円/月で利用可能 | ||
その他 | 月額費用3か月分無料キャンペーン中(~2023年1月31日) |
レゾナンスの有料オプション機能一覧
郵便物即日転送 | 1,100円/月 | プライベートロッカー | 3,300円/月 | |
転送電話 (着信のみ) |
2,200円/月 | 03発着信 | 4,400円/月 | |
電話秘書代行 | 4,400円/月 | 電話秘書取次 | 3,300円/月 | |
共有FAX | 550円/月 (受10円・送100円/枚) |
専用FAX | 1,100円/月 (受10円・送100円/枚) |
|
フリーダイヤル | 4,400円/月 | 報告オプション | 550円/月 | |
屋号追加 | 1,650円/月 |
※1 通常料金は月額3,300円。半年払い、1年払いと3つの支払い方法があり、1年払い選択時の割引価格を適用した際の金額。
GMOオフィスサポート:月額1,650円、郵便物転送あり、月額料金以外の費用一切なし。
GMOオフィスサポートは大手GMOグループが展開するバーチャルオフィスサービスです。法人登記OKで郵便転送もしてくれるバーチャルオフィスを探しているときにはGMOオフィスサポートがおすすめです。法人登記をすると地方自治体などからの年に数回は書類がきますのでサービス内容と月額料金のバランスを考えるともっともおすすめのバーチャルオフィスです。郵便物の届く頻度が「月1」「隔週」「週1」の3タイプの用意があります。設立間もない場合には「月1」、ビジネスが活性化してきたら「隔週」などへのグレードアップといった具合に利用することができます。
★★各プラン現在3か月分の利用料無料キャンペーン中
渋谷、新宿、銀座、青山、秋葉原、横浜、名古屋、大阪梅田、京都、福岡博多といった住所を利用することができる。東京圏のオフィスなら渋谷オフィスで手渡しで郵便物も受け取れます。
GMOオフィスサポートは1年契約となりますが、現在3か月分の月額料金無料キャンペーン中なので9か月分の5,940円で1年間利用することができます。
GMOのサービス内容
- 法人登記OK&郵便転送ありでは最安値バーチャルオフィス
- 登記可能な都内住所は「渋谷」「新宿」「銀座」「青山」「秋葉原」の5つから選択可能
- 法人登記OKプランは郵便物の転送頻度で料金が変動「月1回」「隔週」「週1回」の3プラン
- オプション(有料)で電話転送あり(FAXはなし)
- 会議室は大手Threesを5%~割引で利用可能
- 3か月分の月額料無料キャンペーン中
GMOオフィスサポートのプラン詳細
- 「月イチ」プランは初年度は月額9か月分で1年間利用可能。初回料金は14,850円
- 「隔週」プランは初年度は月額9か月分で1年間利用可能。初回料金は19,800円
- 「週イチ」プランは初年度は月額9か月分で1年間利用可能。初回料金は24,750円
月額料金 | ・「月イチ」1,650円/月 ・「隔週」2,200円/月 ・「週イチ」2,750円/月 |
初期費用 | 月額9か月分:「月イチ」14,850円 月額9か月分:「隔週」19,800円 月額9か月分:「週イチ」24,750円 |
法人登記 | OK | 最低利用期間 | 12か月~ |
郵便転送 | 「月一」「隔週」「週一」 の3プラン |
電話・FAX | 電話:オプション月額1,078円(03plusを案内) FAX:なし |
アドレス | ・渋谷:東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル2F-C ・新宿:東京都新宿区西新宿3丁目3番13号 西新宿水間ビル2F ・銀座:東京都中央区銀座1丁目12番4号 N&EBLD.6F ・青山:東京都港区南青山3丁目1番36号 青山丸竹ビル6F ・秋葉原:東京都千代田区神田和泉町1丁目6番16号 ヤマトビル405 東京以外の住所は横浜、名古屋、大阪梅田、京都、福岡博多 |
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会議室 | 貸しワークスペース「Threes」を利用料5%~の割引きで利用が可能 | ||
その他 | ・GMOあおぞらネット銀行などの個人事業口座・法人口座の申し込み可能 ・事業計画書フォーマット無料提供 ・MoneyForwardクラウド会計の年会費2か月分割引 ・Freee会計1か月無料お試し ・HP制作時のドメイン・メールアドレス利用設定代行(お名前ドットコム) |
UNITEDオフィス:利用者の4割が士業士。士業の方におすすめのバーチャルオフィス
UNITEDオフィスの魅力は会社設立・運営に必要なオプションメニューが豊富に用意されている点です。特に会議室などのスペースが必要という人にはおすすめで、都内に8か所ある会議室スペースをどこでも利用することができます。「いつか使うかも」といった機能がすべて用意されているバーチャルオフィスとなるので会社の成長とともに必要なものを追加することができるのが特徴のバーチャルオフィスです。
また、UNITEDオフィスの利用者の4割が士業士という士業に強いバーチャルオフィスです。
UNITEDのサービス内容
- プラン全て法人登記OK、郵便物転送、会議室利用OKが付いている。
- 電話に関するサービスでプランが細かく分かれている。
- 自分で登記するよりも安くなる会社設立サポートサービスあり
UNITEDのプラン詳細
◎自分で登記するより安くなる会社設立サポートオプション
UNITEDオフィスの強力なオプションとして用意されているのが会社設立時の「登記書類作成」から「法務局への申請」までをサポートしてくれるオプションです。会社設立は自分でもできますが、UNITEDオフィスのサポートを受けて設立する方が費用を抑えることができます。
◎株式会社設立にかかる費用比較表
画像:UNITEDオフィスHPより
◎合同会社設立にかかる費用比較表
画像:UNITEDオフィスHPより
「株式会社」「合同会社」の設立時には自分で申請をするよりも34,500円もお得になるという超おすすめなオプションが用意されています。
利用者の4割は士業士という士業士とのパイプの強いバーチャルオフィスならではのサービスが用意されています。
◎メールボックスプラン(法人登記・郵便物週1転送・会議室利用OK)
電話やFAXは自前で用意、オフィス機能としての最低限の内容が欲しいという方におすすめのプランです。
月額料金 | 月契約3,850円 半年契約2,600円 年契約2,100円 |
初期費用 | 契約期間分の月額前納+6,600円 |
法人登記 | OK | 最低利用期間 | 1か月~ |
郵便転送 | あり(送料は利用者負担) | 電話・FAX | 電話:プランアップが必要 FAX:オプション1,500円/月 |
アドレス | ・渋谷:渋谷区渋谷 ・表参道:渋谷区神宮前 <渋谷以外の店舗> └銀座(2店)/日本橋/青山/虎ノ門/新宿 |
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会議室 | 料金:275円/30分(1~4名)、550円/30分(1~14名) 利用時間9:00~21:00(土日祝も可)・・・青山、表参道、渋谷、新宿 利用時間10:00~18:00(土日祝も不可)・・・銀座(2店とも)、日本橋、虎ノ門 |
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その他 | ・即日転送1,100円/月(転送量は利用者負担) ・会社登記申請手続き5,500円 |
◎メールボックス通知プラン(登記・郵便物週1転送・会議室利用OK)
メールボックスプランからアップグレードされているポイントとしては郵便物の到着を通知してくれます。UNITEDオフィスでは郵便物転送費用は利用者負担となるのでメール通知を受けることでオフィス利用のついでに郵便物の受取をすることができるようになります。
月額料金 | 月契約4,620円 半年契約3,850円 年契約3,100円 |
初期費用 | 契約期間分の月額前納+6,600円 |
法人登記 | OK | 最低利用期間 | 1か月~ |
郵便転送 | あり(送料は利用者負担) | 電話・FAX | 電話:プランアップが必要 FAX:オプション1,500円/月 |
アドレス | ・渋谷:渋谷区渋谷 ・表参道:渋谷区神宮前 <渋谷以外の店舗> └銀座(2店)/日本橋/青山/虎ノ門/新宿 |
||
会議室 | 料金:275円/30分(1~4名)、550円/30分(1~14名) 利用時間9:00~21:00(土日祝も可)・・・青山、表参道、渋谷、新宿 利用時間10:00~18:00(土日祝も不可)・・・銀座(2店とも)、日本橋、虎ノ門 |
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その他 | ・即日転送1,100円/月(転送量は利用者負担) ・会社登記申請手続き5,500円 |
◎テレボックスI 専用電話付きプラン:登記・郵便物週1転送・会議室利用OK・03転送
電話転送やFAXの機能も付けたいという人向けのサービスです。03番号で利用者側からの発信したという場合には別途オプション(月額1,100円)を付ける必要があります。
月額料金 | 月契約3,850円 半年契約2,600円 年契約2,100円 |
初期費用 | 契約期間分の月額前納+16,600円
※10,000円分は保証金となり |
法人登記 | OK | 最低利用期間 | 1か月~ |
郵便転送 | あり(送料は利用者負担) | 電話・FAX | 電話発信:03発信はオプション1,100円/月 FAX:プランに含まれる |
アドレス | ・渋谷:渋谷区渋谷 ・表参道:渋谷区神宮前 <渋谷以外の店舗> └銀座(2店)/日本橋/青山/虎ノ門/新宿 |
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会議室 | 料金:275円/30分(1~4名)、550円/30分(1~14名) 利用時間9:00~21:00(土日祝も可)・・・青山、表参道、渋谷、新宿 利用時間10:00~18:00(土日祝も不可)・・・銀座(2店とも)、日本橋、虎ノ門 |
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その他 | ・即日転送1,100円/月(転送量は利用者負担) ・会社登記申請手続き5,500円 |
◎テレボックスⅡ 電話秘書プラン:登記・郵便物週1転送・会議室利用OK・03転送・電話秘書
電話転送やFAXの機能も付けたいという人向けのサービスです。業務集中したいという人のために電話秘書が電話内容を取り次いでくれます。20コールまでプラン料金で対応(21コール以降は160円/1コール)。03番号で利用者側からの発信したという場合には別途オプション(月額1,100円)を付ける必要があります。
月額料金 | 月契約3,850円 半年契約2,600円 年契約2,100円 |
初期費用 | 契約期間分の月額前納+6,600円 |
法人登記 | OK | 最低利用期間 | 1か月~ |
郵便転送 | あり(送料は利用者負担) | 電話・FAX | 電話発信:03発信はオプション1,100円/月 FAX:プランに含まれる |
アドレス | ・渋谷:渋谷区渋谷 ・表参道:渋谷区神宮前 <渋谷以外の店舗> ・銀座(2店)/日本橋/青山/虎ノ門/新宿 |
||
会議室 | 料金:275円/30分(1~4名)、550円/30分(1~14名) 利用時間9:00~21:00(土日祝も可)・・・青山、表参道、渋谷、新宿 利用時間10:00~18:00(土日祝も不可)・・・銀座(2店とも)、日本橋、虎ノ門 |
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その他 | ・即日転送1,100円/月(転送量は利用者負担) ・会社登記申請手続き5,500円 |
まとめ
会社の設立にかける費用を抑えるため、バーチャルオフィスを利用するのは大変効果があります。
会社の設立登記を行う際にも、バーチャルオフィスが障害になることはないため、安心して利用することができます。
最近のバーチャルオフィスは、法人登記にも使えるところが大半となっていますが、中には、法人登記には使えなかったり、法人登記をするためにオプション料金(またはプラン変更)が必要だったりするバーチャルオフィスがあります。
「バーチャルオフィスで法人登記をして会社を設立したい」
「今は個人事業主だけれど、ゆくゆくは法人化したい」
という方は、登記のできるバーチャルオフィスを選ぶようにしましょう。
今回紹介したバーチャルオフィスは個人利用でも最安値圏となるバーチャルオフィスに絞って紹介をしています。是非参考にして料金やサービス内容など総合的に納得できるバーチャルオフィスを探してみて下さい。