コピー機はオフィス業務だけでなく自宅での作業や学習にも欠かせない存在です。しかし導入にはコストがかかり、どの機器を選ぶべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが「コピー機レンタルサービス」です。
初期費用を抑えつつ、必要な機能を備えた機器を柔軟に導入できる点が魅力。
この記事ではコピー機・プリンター・スキャナーの違いや、レンタルサービスの選び方まで、オフィス利用にも個人利用にも役立つ情報をわかりやすくご紹介します。
最適な一台を見つけて、作業環境をより快適に整えましょう!
目次
そもそもコピー機、プリンター、スキャナーは何が違うの?
コピー機、プリンター、スキャナーといった機器にはさまざまな種類や機能があり、「それぞれ何ができて、どう違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで以下でそれぞれの特徴や機能についてわかりやすくご紹介します。
コピー機
紙の書類や画像をそのまま別の紙にコピーする機械です。
- 原稿を読み取り、同じ内容を紙に出力(複製)
- 原稿は紙のままでOK(デジタルデータ不要)
- 一度のスキャンで複数部数をコピーすることが可能
- 白黒/カラー両方のタイプあり
プリンター
パソコンやスマートフォンなどのデジタルデータを紙に印刷する機械です。
- Word、PDF、写真などのファイルを紙に出力できる
- データがないと印刷できない
- インクジェット式とレーザー式があり、印刷スピードや画質に差がある
- 家庭用から業務用まで幅広い種類がある
スキャナー
紙の文書や画像をデジタルデータとしてパソコンなどに取り込む機械です。
- 紙の資料を画像データ(JPEGやPDFなど)に変換
- 書類のデジタル保管やメール送信、編集に活用できる
- 平置き式とシートフィード式(※1)がある
※1)
平置き式:コピー機のような形で、ガラス面の上に紙を1枚ずつ置いてスキャンするタイプ。スキャン精度が高く、歪みが出にくく、書類だけでなく、写真、名刺、パスポート、立体物(薄い本など)も対応可能。
シートフィード式(ADF:自動原稿送り装置):書類をまとめてトレーに差し込むと、自動で1枚ずつ取り込んでスキャンするタイプ。主に書類や資料など大量の紙を高速でスキャンするのに向いている。
全ての機能がまとまっているのが複合機
複合機(ふくごうき)とは上記で説明したコピー機、プリンター、スキャナー、プラスしてFAXなどの機能を1台にまとめた機械のことです。
もともと別々の機械だったものを1台でまかなえるようにしたもので、オフィスや家庭で省スペース・効率化を図るために非常に便利な機器として広く使われています。
最近ではパソコンやスマートフォンと連携して操作できるモデルや、クラウドとの連携が可能なタイプも増えています。
複合機のメリット
複合機のメリットは以下の4つになります。
- 省スペースで設置できる:1台で複数の機能を兼ね備えているため、設置場所が少なくて済む
- コスト削減につながる:複数の機器を購入・管理するよりも経済的
- 業務効率の向上:スキャンからメール送信、クラウド保存まで一連の作業がスムーズ
- メンテナンスが簡単:一括で管理・保守できるので手間が少ない
コピー機が利用される主なシーン
レンタルコピー機が利用される主なシーンは以下のような「期間限定」「予算を抑えたい」「設備導入を手軽にしたい」というニーズにマッチした場面です。
イベント・展示会・セミナー会場
展示会やセミナーなどのイベントでは来場者に配布する資料やパンフレットの印刷が必要になる場面が多くあります。
こうした会場では一時的に大量印刷を行うためだけにコピー機が必要になるため、購入よりも短期レンタルが圧倒的に効率的です。設置から撤去まで業者が対応してくれるため、イベント運営側の手間も減らせます。
期間限定の事務所や仮設拠点での利用
建設現場やプロジェクト専用の事務所など、一定期間だけ開設される拠点では事務処理用のコピー機は不可欠です。
しかしプロジェクト終了後は不要になるためコピー機の購入は無駄になります。レンタルなら必要な期間だけ使って返却できるため、コストを最小限に抑えることができます。
起業直後・スタートアップ企業での利用
創業して間もない企業やスタートアップはできるだけ初期費用を抑えたいものです。
コピー機の購入は大きな出費となるため、まずはレンタルを利用して業務を安定させ必要に応じて後から購入を検討する企業が増えています。またレンタルなら最新機種を使えるケースもあり、業務効率を高めるうえでも有利です。
繁忙期・季節業務での利用
確定申告や年末調整、学校の入学案内など特定の時期に印刷業務が集中する業種では一時的にコピー機の台数を増やす必要が出てきます。
レンタルコピー機を追加することで、短期間の業務増加にも柔軟に対応できます。普段は必要ないが、年に数週間だけ必要というケースに最適です。
学校・塾・自治体などの臨時対応
学校や塾では入試や説明会シーズンに資料の印刷ニーズが急増します。
自治体でも選挙や災害時の臨時対応でコピー機が必要になる場面があります。こうした場面では、常設ではなく「必要なときにだけ」使えるレンタルコピー機が非常に便利です。短期間であっても迅速な設置が可能な点もメリットです。
コピー機レンタルサービスの選び方
コピー機レンタルサービスを利用する際に確認する点は5つあります。
- サポート体制があるか
- 対応エリア内であるか
- レンタル代はいくらか
- 最低利用期間はどのくらいか
- 導入実績が豊富か
以下で詳しく説明します。
サポート体制があるか
長期間レンタルしていればコピー機や複合機がうまく動作しなかったり壊れてしまった…ということもあります。
そんな万が一の際に速やかなメンテナンス対応をしてくれるところを選びましょう。
またそのようなことが起こらないようにきちんと定期メンテナンスも実施してくれるところが良いでしょう。
対応エリア内であるか
プリンターをレンタルする場合には、まず借りる場所が対応エリアに入っているかどうか確認しておきましょう。
東京都や神奈川、大阪府など大都市であれば基本的にレンタルできますが、離島だったり地方の場合は要相談になってしまう場合があります。
またもしレンタルするのであれば、万が一の際にすぐきてもらえるよう借りる場所からスムーズにアクセスできる、距離がなるべく近いレンタル会社を選ぶようにしましょう。
レンタル代はいくらか
どんなコピー機を利用するかによってもちろんレンタル料金は大きく変動します。
基本的には1ヶ月約2万〜5万ほど。できるだけ安い方が良い!と考える方は多いかもしれませんが、契約期間中には他にもトナー料金やメンテナンス料金などがかかる場合があります。また初期費用や解約金が発生することも。毎月のレンタル料金以外にも費用がかかることを想定して借りるようにしましょう。
最低利用期間はどのくらいか
ほとんどのレンタル会社は最低契約期間を設けています。
大体が12ヶ月〜24ヶ月となっており、最低利用期間が長ければ月額料金が安くてもランニングコストが高くなってしまう可能性も。
ただレンタルしていれば不具合やトラブルの際に早急に対応してもらえたり定期的にメンテナンスしてくれるのでそういったサービスが必要であればレンタルしてる方が結果的に
導入実績が豊富か
言わずもがなですが導入実績が豊富な方が信頼性が高く安心してレンタルすることができます。
また実績が多い方が今までの経験により、どのプリンターにするべきかなどの相談に乗ってくれたり最適な機種やプランを提案してくれるでしょう。
またトラブル対応やいざという時の対応をスムーズにしてくれる場合が多いです。
コピー機自体の選び方
コピー機をレンタルする際、「どのコピー機を選べばよいか」は業務内容・使用頻度・必要な機能・予算などを軸に考えるのがポイントです。以下に選び方を具体的に解説します。
- 月間の印刷枚数を基準に選ぶ
- 必要な機能を明確にする
- カラーかモノクロどっちを利用するか
- 紙サイズと用紙トレイの数
月間の印刷枚数を基準に選ぶ
コピー機には対応可能な印刷枚数の目安(耐久枚数)があり、使用頻度に合わない機種を選んでしまうとトラブルや劣化の原因になります。
- 少ない印刷枚数(〜1,000枚/月):小型の家庭用モデルでOK
- 中〜大量印刷(2,000〜10,000枚以上/月):業務用の高耐久モデルが必要
レンタル契約時には「月間印刷枚数の見込み」を業者に伝えることで、適した機種を提案してもらえます。
必要な機能を明確にする
コピー機は紙の書類や画像をそのまま別の紙に複製するという基本機能に特化した機器です。
しかし実際の業務では「両面印刷ができると便利」「データとして保存できるスキャン機能が欲しい」「FAXの送受信も必要」といったさまざまなニーズがあるのではないでしょうか。
こうした要望に応えるためには利用シーンを具体的にイメージしながら、必要な機能を明確にすることが大切です。また不要な機能をあらかじめ省いておけば、導入コストやランニングコストを抑えることにもつながります。
カラーかモノクロどっちを利用するか
もし請求書や社内資料中心の利用ならモノクロのみの印刷で十分。コストも安く済みます。
プレゼン資料やチラシ、写真入り書類などを扱う場合はカラー印刷は必須。ただし印刷コストは高めなので必要性を慎重に判断しましょう。
紙サイズと用紙トレイの数
通常のA4サイズに加えてA3サイズへの対応が必要かどうかも事前に確認しておくことが重要です。特に図面やポスターなどの印刷を行う場合は、A3対応モデルが必須となります。
また用紙トレイの数が多い機種を選ぶことで、異なるサイズの用紙を同時にセットできるため、用紙の入れ替えの手間が減り作業の効率化が期待できます。加えて用紙補充の頻度も減らせるため、業務中のちょっとしたストレス軽減にもつながります。
【オフィス利用向け】コピー機レンタルサービスおすすめ4選
オフィス利用向けのコピー機レンタルサービスおすすめ4選を紹介します。
- コピー機ドットコム
- プリント革命
- スリホ
- エコプリ
コピー機ドットコム
コピー機ドットコムは全国各地を対象にレンタルを行なっており、コピー機・複合機のシェア率は業界のトップクラスを誇ります。
様々な場所に支店があり、万が一のトラブルの際は製品に対する豊富な知識や高い修理技術を持っているスタッフがすぐに駆けつけてくれます。
レンタルの際は200機種以上あるコピー機・複合機の中から最適な機種を提案してくれるので、どれを契約していいかわからない…という方でも安心して借りることができます。
また見積もりから搬入まで最短2日なのですぐに利用できるところも嬉しいポイントですね。
参考価格 | 基本料金(2,200円)+本体レンタル料金+カウンター料金(毎月変動)
|
印刷上限枚数 | 要相談 ※月500枚〜12,000枚までの機種あり |
初期費用 | コピー機設置料金:93,500円 |
最低契約期間 | レンタル:数日〜 |
対応地域 | 全国対応 |
無料お試し期間 | ー |
プリント革命
初期費用・送料・保守代、インク/トナー代、カウンター代全て0円と初期コストを低く抑えて導入することができます。
導入実績は7万社以上、圧倒的な低コストと最短翌日から利用出来るスピーディーさで支持率・コスト削減の面においてNo.1を誇っています。
リース契約からプリント革命のプランに乗り換えている人も多く、注目度も高い会社です。
プランはライトプランとベーシックプランの2つあり、ライトプランは月3,000枚印刷できるので、他社のライトプランと比べれば印刷できる枚数が1,000枚以上多くなっています。
参考価格 | ライトプラン:8,800円/月〜 ベーシックプラン:13,200円/月〜 |
印刷上限枚数 | ライトプラン:3,000枚/月 ベーシックプラン:10,000枚/月 |
初期費用 | 無料 |
最低契約期間 | 12ヶ月 |
対応地域 | 全国対応 |
無料お試し期間 | 7日間無料お試し |
スリホ
スリホは業界シェア率No.1に選ばれており、2013年のサービス提供開始から、全国の多業種の企業にコピー機・複合機のレンタルを行なっています。
7日間無料でお試しすることができるので、使用感を確認してみたいときには便利ですね。
また「スリホサポートパック」では機種変・プラン変更・ネットワークトラブルの相談等をその都度全て無料で対応してくれます。
サポートパックは最初の3ヶ月は無料で利用でき、4ヶ月以降は月額980円かかりますが、トラブル等の何かあった際には心強いので加入しておくことをおすすめします。
契約期間は2年と長めになりますが、優れた保守サービスを求める方にはおすすめです。
参考価格 | ・ライトプラン:8,000円/月〜 ・スリホプラン:15,800円/月〜 |
印刷上限枚数 | ・ライトプラン:2,000枚/月〜 ・スリホプラン:6,000枚程度/月 |
初期費用 | 無料 ※一部のプリンターを除き。 |
最低契約期間 | 24ヶ月 |
対応地域 | 全国対応 ※沖縄、離島については要相談 |
無料お試し期間 | 7日間無料お試し |
エコプリ
エコプリはプリンターのレンタルとインクの使い放題がセットになったお得なサービスです。
最短翌営業日に収めてくれるので急ぎで欲しい人にはおすすめです。
プランは月々の平均印刷枚数に合わせて4つのプランがあります。他社よりも豊富なプラン数で、より自社にあったプランを選ぶことができ、コストの削減ができます。
1番安価なプランは7,260円で1,500枚も印刷することができ、コスパも高くなっています。
今なら1週間無料お試しキャンペーンを実施しているので、どこでレンタルしようか考えている方はぜひ試してみてください。
参考価格 | ・スーパーライトプラン:7,260円〜 ・ライトプラン:10,780円〜 ・レギュラープラン:18,480円〜 ・ハイボリュームプラン:22,000円〜 |
印刷上限枚数 | ・スーパーライトプラン:1,500枚 ・ライトプラン:3,000枚 ・レギュラープラン:6,000枚 ・ハイボリュームプラン:10,000枚 |
初期費用 | 無料 |
最低契約期間 | 12ヶ月 |
対応地域 | 全国対応 ※沖縄、離島については要相談 |
無料お試し期間 | 7日間無料お試し |
【個人利用向け】コピー機レンタルサービスおすすめ3選
個人利用向けのコピー機レンタルサービスおすすめ3選を紹介します。
- ゲオあれこれレンタル
- パソコンレンタルマン
- ウルトラプリントサービス
ゲオあれこれレンタル
ゲオの「あれこれレンタル」は、手軽に最新のデジタルガジェットや家電製品をレンタルできるサービスです。プラン内容としては、短期から長期まで柔軟に対応しており、必要な期間だけ借りることができます。
プリンターの種類は多くはありませんが、一回のレンタルが4,710円〜と一般家庭やちょっとしたレンタルにちょうど良い金額となっています。
ただしインクは別途購入となるので注意が必要です。
※インクは同じサイト内でレンタル絵はなく購入することが可能です。
参考価格 | ・エプソン エコタンク搭載プリンター:4,710円/7泊8日 ・キャノン インクジェット複合機 :5,010円/7泊8日 |
印刷上限枚数 | ・エプソン エコタンク搭載プリンター:約600枚/インクボトル1本 ・キャノン インクジェット複合機 :約7,700枚/インクボトル1本 |
初期費用 | 無し |
最低契約期間 | 7泊8日 |
対応地域 | 全国対応 ※一部地域を除く |
無料お試し期間 | 無し |
パソコンレンタルマン
パソコンレンタルマンはその名の通りパソコンをレンタルできるサービスですが、パソコン以外にもカメラ、スキャナー、プリンターなど幅広い機器を取り扱っています。利用対象は個人および個人事業主に限定されており、法人での利用を希望する場合は事前に問い合わせが必要です。
レンタル期間は最短1週間から利用可能で、最大4週間まで延長可能。さらに送料無料で配送してくれるのも嬉しいポイントです。平日12時までに手続きが完了すれば最短で即日発送も可能なので、急ぎで機器を必要とする方にもぴったりです。
また楽天市場に出店しているショップのため、楽天ポイントを使って支払うこともレンタルを通じてポイントを貯めることも可能。楽天ユーザーにとってはお得に利用できる魅力的なサービスと言えるでしょう。
参考価格 | ・Canon A4インクジェットプリンター:5,000円〜/1週間 ・Canon A3インクジェットプリンター:7,700円〜/1週間 |
印刷上限枚数 | ー |
初期費用 | 無し |
最低契約期間 | 1週間 |
対応地域 | 全国対応 |
無料お試し期間 | 無し |
ウルトラプリントサービス
ウルトラプリントでは月額5,000円からレンタルが可能で、初期費用・保守メンテナンス・インク代が全て月額料金に含まれているのでかなり安価な価格でレンタルすることができます。
また月々2,000円かかりますが、「ウルトラセーフティーサポート」に加入すればネットワークトラブルや利用者側の過失でもプリンターを無料で交換してくれます。
契約期間はなんと1ヶ月から可能。このシーズンだけ、1,2ヶ月だけ借りたいというときにはかなり便利です。更新は毎月の自動更新なので、気に入って使い続けたいときにはそのまま利用し続けられます。
対応地域も離島を含む全国で利用出来るので、地方に住んでいる方や沖縄在住でも借りることができます。
参考価格 | ・インク本数 月1プラン:5,000円/月〜 ・インク本数 月2プラン:6,000円/月〜 ・ライトプラン:6,500円/月〜 ・使い放題プラン:13,000円/月〜 |
印刷上限枚数 | ・ライトプラン:1,000枚以下/月〜 ・使い放題プラン:1,000枚〜5,000枚以下/月〜 |
初期費用 | 無料 |
最低契約期間 | 1ヶ月 |
対応地域 | 全国対応 |
無料お試し期間 | 7日間無料お試し |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はコピー機をレンタルできるおすすめのサービスと、選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介しました。
コピー機のレンタルはコストを抑えながら業務の効率化を図りたいオフィスや個人にとって非常に有用な手段です。用途や予算に応じて月間の印刷枚数や必要な機能をあらかじめ明確にすることで、より最適な機種を選ぶことができます。
目的に合ったサービスを上手に活用して、快適でスムーズなワークスタイルを手に入れましょう!